呼吸器から起こる腰痛

あなたは、呼吸器から起こった腰痛の見方が分かりますか?
腰痛の原因は、筋肉、関節だけではありません。
硬膜系、横隔膜とつながりの呼吸器系など様々です。
そもそもつながりを理解せずに施術をするのは
すごくもったいないと思います。
『もう!!そんなの呼吸器からくるなんてわからないわ!」とお手上げかもしれません。
まぁ落ち着いてください(笑)
原因を把握すれば早く改善に導けますから。

【一次呼吸から見る腰痛施術】

一次呼吸というと
オステオパシーのサザーランド先生の物が有名です。
一つは、腸骨の間の仙骨の動きです。
この仙骨は、全ての支点、原点、歴史を感じさせてくれる場所です。
そして二次呼吸は肺の呼吸となります。
蝶形後頭底結合は、発生学的に支点になっており
オステオパシーの様に屈曲、伸展、捻転などの動きは起こらない場所と言われています。
色々矛盾はありますが、これを施術の観点から見ていきます。

【松本が考える仙骨からみる一次呼吸的問題とは?】

①仙骨の可動性減少
②仙骨の骨内の問題・仙骨自体の圧縮
まず、ここで仙骨の形状をみると
もともとはそれぞれの骨に分かれていて癒合をしていく。
だいたい25歳前後で完全に癒合をする。
①仙骨の可動性減少
これは、
腸骨との可動性減少
腰椎との可動性減少
仙骨の骨膜、仙骨前筋膜・腹膜の可動性
まず、これがあると蝶形骨後頭骨にも問題が出ている可能性がある。
後頭骨には延髄がある。
延髄の機能には、循環、呼吸、嘔吐、嚥下、唾液の問題が関係する。
特に1次呼吸と言っているので、呼吸器(発生学的な呼吸・胚子の呼吸などもありますが。)
延髄での呼吸→後頭骨→後頭下三角→C2硬膜付着部→横隔膜→骨盤隔膜→仙骨
と、つながるように思う。ただの頭蓋仙骨系というよりもつながりを松本は意識しています。
この膜系のつながりを考えて、全体性を捉えて
優位治療検査をすることです。
② 仙骨の骨内の問題・仙骨自体の圧縮
これは、癒合がおかしくなったケース
もしくは尻餅などの衝撃によって骨に圧縮がかかるケース。
壁を殴ってへこんだようなイメージ。そこにずっと衝撃が残っている
へこんだままで何年もくるからややこしいのです。
しかし、これもOWTのテクニックを用いいれば
この圧縮をしているところを代謝させて、再生させて動きを付けて元に戻せます。
(ウォルフの法則・テンセグリティ・ゲル化の理論を使います。)

【実際に腰痛で来られたケース】

寝ていて足を延ばすと痛い
長時間座っていて立ち上がろうとすると右の腸腰筋・腹部が痛い。
腰を伸ばすと辛い
【視診】
(後ろ)左の腸骨が下がっている。
(右横から)腸骨が前方に行き、前かがみ気味
(左横から)腸骨が後方にいき下方に行っている。おじいちゃん体系になっている
T12付近から右に側弯していく。
仙骨の可動性減少・骨内の圧縮
(筋力検査)右の足L2/3 T11/12/L1の弱化
【1回目整体施術】
まずは、可動性を検査すると仙骨の可動性減少
左腸骨の可動性減少がありました。
仙骨底が、左後方。
腸骨も左後方なので腸骨と仙骨を同時に矯正。
後に仙骨の骨内の圧縮があったので三段抜き。
(写真はセミナー中のものでテクニックをわかりやすくするために掲載)
胸椎の可動性が出て呼吸が大きくなってきました。
しかし、あおむけにねてまだ足を伸ばすと違和感が出る。
そうすると右仙骨の全面に緊張が強い
横隔膜が吸気で下がらない。
頚神経叢から硬膜までの問題がつながっているな・・・と推測する
結果、右の大腰筋と横隔膜を優位治療検査で
右大腰筋を施術。
横隔膜の動きも若干まだ残るので一段抜き・リコイルをする。
後に、関連する後頭部をみる。
触ってみると硬結がひどい。そして、OWTで行きやすい方にもっていき
牽引をかけていく。
(*写真はセミナー中でおこなっているもので、今回のテクニックにそっくりなものを掲載しています。)
患者さんが「足や腰の方に響きます、、」と。
これは、硬膜、頭蓋、頚部の緊張が強いという事。
完全に呼吸系の問題。
リリースしていくとその違和感が消えていく。
起き上がってもらい筋力検査をする。
最初よりも筋力が入る。
しかし、まだT11/12の筋力が入らない。付近がまだかな。
ここは、横隔膜、腎筋膜につながる(横隔膜の右脚と左脚に繋がる)ところ。
再度検査をしてみる。

【再度、検査】

吸気で筋力検査>>>弱化
呼気で筋力検査>>>強くなる。
再度、座位で頭部を検査。
右の後頭窩三角がまだ座位では問題あり。
そこを座位でOWTとリコイルで矯正。
再度、検査して筋力があがる。
これでOKでした。
後に、患者さんに呼気側を多めに呼吸を繰り返してもらう。
二次呼吸を使い、一次呼吸を正常にしていく。
こういった検査を知っておき、技術をやると
非常にスムーズに施術ができるようになります。
触診>検査>テクニック
これが当たり前ですが、どこから問題が起きているのかを
テクニックに当てはめないこと。
まずは、体を見て、体からの声を聴いて、それに対して
どの組織(筋肉、膜、骨、神経・他)にやるのかを感じ取り施術をしていきましょう。
結果、時間も短縮されて的確に手技ができるようになります。
あなたも患者さんに喜ばれるように
きちんと体を見て施術をしませんか?
癒楽心体療法の技術は、体の基盤を理解し施術をします。
その為、確実に問題を把握し、治すのでなく
治るからだ作りと自然治癒力を高める方法をお伝えします。
すべては、体の中に答えがある。
本日も読んでもらいありがとうございました。
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【2019年度】
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         大阪  15:00~19:00 【残席  6席】
2月21日(木)大阪  13:00~17:00 【残席  3席】
3月 3日 (日)東京  10:00~14:00【残席  6席】
         東京  15:00~19:00【残席  7席】
3月 7日(木) 大阪  13:00~17:00 【残席  7席】
3月14日(木)東京  10:00~14:00【残席  8席】
         東京 15:00~19:00 【残席  8席】
3月16日(土)東京 13:00~17:00  【残席  7席】
3月21日(木)大阪 10:00~14:00  【残席 8席】

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