癒楽心体療法を科学的に解説
(目的)
従来、手技療法は自律神経機能を調整し、血流を改善する効果があると言われているが、詳細な検討は少なく未だに不明な点が多い。
今回、我々はヒトで手技療法が自律神経機能や筋酸素動態に及ぼす影響についてを研究。
(協力大学)
関西医療大学準研究員
関西医療大学保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科
関西医療大学大学院保健医療学研究科
関西医療大学保健医療学部ヘルスプロモーション整復学科
松本恒平、木村研一、宇野誠、五十嵐純、金井成行
2015年11月7日
癒楽心体療法の研究方法
左側脊柱起立筋におけるTOI(酸素ヘモグロビン濃度)の相対的変化と右側脊柱起立筋におけるTOI(酸素化ヘモグロビン濃度)の相対的変化の図
プローブを脊柱起立筋 胸椎7・8・9レベルに設置。
心拍数・心臓自律神経系を見ていった。
筋組織中の酸素化ヘモグロビンの割合(TOI)、酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンの和である総ヘモグロビン濃度の相対値(nTHI)
被験者には文書にて承諾を得た後に実験を行った。
対象は健常成人男性6名(平均年齢21.6±1.3歳)とし、同一被験者で手技療法および無処置(コントロール)を各15分行った。
手技療法は、体の歪みなどの確認を行い、体の歪みが無くなる角度で施術を行った。
手技の強さは、被験者が痛みを感じず、心地よい程度とした。
測定は安静5分、施術15分、回復期20分とした。筋酸素動態は近赤外線分光装置(NIRO-200、浜松ホトニクス社)を用い、測定プローブを両側の脊柱起立筋(T7・8・9レベル)に貼付した後、連続測定した。
自律神経機能の指標である心拍変動解析はR-R間隔の時系列データをFFT法による周波数解析を行った。
測定項目は、筋酸素動態については筋組織中の酸素化ヘモグロビン濃度 (TOI)、酸素化ヘモグロビン濃度と脱酸素化ヘモグロビン濃度の和である総ヘモグロビン濃度の相対値(nTHI)とし、心拍変動解析については、心臓副交感神経機能の指標としてHF成分、心臓交感神経機能の指標としてLF/HFを解析した。同時に、血圧、心拍数を測定した。
癒楽心体療法の研究結果
心拍数の相対変化の図
癒楽心体療法の手技療法により、施術中、nTHIは有意に増加し、また心拍数は低下した。
施術中はnTHIが増加し、TOIが有意な変化を認めなかったことより、施術を行った筋の酸素消費の増加が示唆された。自律神経の変化が見られた。
当セミナーで学べる癒楽心体療法の技術力
体に合わせて「適圧」を判断できるゴッドハンド級の技術
癒楽心体療法では、体を手で触れただけでどのくらいの圧力をかければ、その体に負担がなく、適切な圧力であるかがわかるようになります。
体の不調を引き起こす症状は、もちろん力強く圧力をかければ良いというものではありません。
例えば、腰痛の場合、適切な圧をかけることによって、症状の緩和が期待できます。
当セミナーを受講していただくと、この適切な圧力「適圧」を判断できる技術を身につけることが可能です。
手で触れただけで体の状態を正確に把握し、症状の根本的な原因は何かを判断することが整体師としての使命です。
ゴッドハンド級の技術を学び、多くのお悩みの症状をサポートできるような整体師を目指してもらいます。
「適圧」によって血行促進から筋肉・神経・関節へアプローチする力
体へ適切な圧力をかけることで、血行の促進が期待できるようになります。
そして、血行が促進されると、筋肉・神経・関節へアプローチできるようになります。
体全身へアプローチできる「適圧」は独学で身に付けるのは難しいです。
当セミナーで学べる癒楽心体療法は、アメリカのプログラムを履修したうえで、大学と研究を進めながら、発生学・生理学・運動学・骨学・脳神経学に基づいた整体法です。
国際基準レベルかつ学術的な視点での整体技術を学ぶことが、本当の整体を身につけることに繋がります。
当セミナーで癒楽心体療法を学び、正しい整体を提供できるようにしましょう。
科学的な現象を体内で引き起こす技術が身につく
ウォーターブリッジ現象で生体電流を発生させる
「ウォーターブリッジ現象」とは、例えば、2つの容器にイオン化されていない水を満タンに入れて同じ電圧をかけると、水が橋のように綱渡りする現象です。
この現象を人間の体にも発生させる技術を身につけていきます。
体の不調の原因の多くは、血流が悪化してしまうことで、筋肉・神経・関節が上手く機能しないことです。
癒楽心体療法の整体では、まず体にウォーターブリッジ現象を発生させるために、適切な圧で体に触れていきます。
体の生体電流を利用することでできるため、体内で電圧が発生し、体の循環が良くなります。
その結果、体の自然治癒力が高まり、症状の緩和が期待できるようになります。
この技術は生物学などの知識がないと、身につけることができません。
当セミナーの独自のカリキュラムで学ぶことで、自身の技術として提供することが可能になります。
体に触れて適切な圧力をかけられるようになる
当セミナーで癒楽心体療法を学ぶことで、それぞれの体にどのくらいの圧力が必要なのかが、触れただけで分かるようになります。
例えば、腰痛を根本的に緩和させるためには、適切な圧が必要となります。
この必要な圧力を手で触れただけで判断できるようになることで、一人前の整体師です。
当セミナーでゴッドハンド級の整体技術を身につけてもらい、適切な圧力と正しい圧力の掛け方を学んでもらいます。
WHOが定めた基準を取得
整体院ボディーケア松本は、WHOが定めた基準を満たした整体院です。
海外のプログラムを取得しており、国際基準レベルの整体を提供しています。
当セミナーでは、整体院ボディーケア松本で提供している整体技術を学ぶことができます。
当整体院で対応した驚きの施術例
国指定疾患「後縦靭帯骨化症」
後縦靭帯骨化症は、国に指定されている難病の1つです。
背骨の中にある靭帯が骨化してしまう症状です。
靭帯は柔らかい体組織です。
もしも、靭帯が骨化して硬くなり、さらに分厚くなってしまうと、神経が通っている脊髄を圧迫してしまいます。
その結果、歩行障害や排尿障害、さらに麻痺などを引き起こします。
医療機関で手術を受けても改善されなかった症状も、当整体院の整体の施術を受けていただくことで緩和が期待できました。
背中の2ヶ所に適切な圧力をかけていき、体の生体電流を活用することで、神経伝達が体内で上手くいくようにします。
その結果、体をスムーズに動かすことが期待できるほどになりました。
筋肉壊死の難病「フォルクマン拘縮」
フォルクマン拘縮とは、腕の前の部分に血流不良によって拘縮が起こってしまう症状です。
別名「阻血性拘縮」とも呼ばれます。
フォルクマン拘縮は、肘を骨折してしまったり、脱臼した後に循環不全を起こしてしまうことで、筋肉が壊死したり末梢神経が麻痺したりする症状です。
右手の肘から指先が拘縮してしまい動かせない状態で当整体院をご利用いただいた例です。
医師からも壊死しているため再生しないと診断されていました。
そこで、まずはじめに、筋肉・神経・関節・血流すべてにアプローチして、体内で「ウォーターブリッジ現象」を起こすようにしました。
ウォーターブリッジ現象とは、例えば、2つの容器にイオン化されていない水を満タンに入れて同じ電圧をかけると水が橋のように綱渡りする現象です。
この現象を、癒楽心体療法でも発生させます。
こうすることで、体の生体電流を利用することができ、適切な圧で触れて電圧を発生させ、体の循環を良くさせていきます。
その結果、壊死してしまった細胞に血液が循環し、腕への負担軽減が期待できました。
解剖学・生理学・発生学を基にした技術理論
癒楽心体療法は、解剖学・生理学・発生学を基盤に考案しております。
他の整体法と比較して、手技や触診などを多く行います。これらを1つひとつ的確に行い、毎日積み重ねていくことが癒楽心体療法の取得において大切なことです。
しかし、これらは人のためでもあり自分のために行うものです。 自利利他の精神で行えるかが重要になってきます。 時間が過ぎゆく分、私たちは年をとります。その時に私たちが目先のお金だけもらっていたらどうでしょうか?
手技で治す人がもっと増えなければ、将来私たちの体を調整してくれる人さえ居なくなっているかもしれません。
しかし、それよりもテクニックをするための「原理原則」が大事になります。それは、哲学であり、大切な考え方です。施術の意味としては「施」は「喜んで人に尽くす」という意味です。 そして、何よりもいい悪いの判断をしないことです。人間は病気になれば悪くなったことを責め、健康を願います。
講師の紹介
整体技術向上を目指すあなたのために、松本恒平が様々なコースを提供するスクールを運営しています。彼の多様な経験に基づく教育アプローチは、従来の方法に新しい風を吹き込み、治療法に新たな次元を加えます。このスクールで、実践的技術と患者への深い理解を磨き上げ、進化しましょう。
癒楽心体療法の技術
不調の根本原因を見極め、適切な整体アプローチを実現するためには、優れた触診技術と検査技術が不可欠です。私たちのセミナーでは、これらの技術を徹底的に学び、症状の深層にある問題点を的確に把握する方法を提供します。実際の症例を通じた体験型学習で、直感と科学的根拠に基づいた診察能力を磨きます。