慢性腰痛の治し方
近年、見かけるのは、筋膜のリリースです。
これは、すごく大事なのはわかります。
ただ、筋膜のみをいくら押しても、引っ張っても、ゆらすだけでは改善します。
もし、筋膜だけで治ると言われたら気を付けてくださいね。。。
液体の駆動力が大事です。
慢性化すると、関節の固着・靭帯骨化・変形した状態で固着というのが続きます。
これらの関節を正常にせずに筋膜だけ緩めても、バランスが取れなくなってしまいます。
そうすると、立ち上がりが悪くなったり、無駄に筋力を使わないといけない事があります。
関節を治療をしないと、神経伝達、運動神経伝達の流れが悪くなります。
【原因を探るために相関関係をうまく利用する】
日本の手技には、相関関係点というのものがあります。
これは、素晴らしいものです。
(copyright@癒楽心体療法)
しかし、万能ではありません。
触診を変えていかないと、いわゆる正面上の筋肉には有効ですが、関節の矯正には向いていません。
体液のテクニックをうまく使いこなせれば、膜、液体の関連性でつなげながら治療が治療ができます。
また、発生学視点を見ればそれは非常に有意義だなと思います。
施術の基本は、動きのないところを施術する。
慢性的な状態は、動きのない所、逆に動きすぎているところ。そこを見極める事です。
首の痛みを足首でとるとかもあります
発生学的な視点だと、お腹や腰と足を結びつけながら治療をしたり、
胸と手を結びつけて施術をしたりできます。
実際に、お腹横隔膜あたり、仙骨あたりから脚ができます。
胸から手ができています。
こういったルールを使いこなせば、相関関係はさらなる治療の範囲を大きくすることができます。
過去の整体の遺残としては、
手をやったら首の痛みが消えるとか。
足をやったから腰の痛みが消える。
「消える事もある」です。
「消えない事もあります」
ですから、触診、検査、治療の順番でやらないと慢性腰痛は治すことができません。
ぜひ、根本原因を見つける一つの指標として使ってください。
そして、慢性腰痛は、必ず改善します。
ただ、筋膜、筋肉だけを狙う治療では改善できません。
関節、靭帯、神経、、、
とにかくトータルです。
全体性です。何を施術するかわかって施術をし欲しいです。
原因を見つけて施術をしていきましょう。