触察脳力と能力
癒楽心体療法の武器は、触察能力・解剖学・検査法・技術。整体は、自然法則の一つ。
自然法則でも「法則」と言われるが故に、身体へのアプローチにも「法則」があります。
身体と自然の調和。「自然である体」が「自然」と調和していなければなりません。心、身体、エネルギーの調和が必要です。何が悪いかを的確に判断し、何の組織に適した技を出したらよいかを判断できる能力を養います。皮膚、膜、筋肉、神経、骨、関節を触り分け、何が悪いかを判断する能力を養います。
整体師・治療家にとっては、10年学ぼうが常に学び続けないといけない課題だと思います。その為、1年、2年やっていても完璧などありません。8年、10年たってできるものもあります。しかしながら。この触察・検査なくして整体などありえません。むしろ、それは素人レベルです。
整体手技が、最大の効果を出すのは検査をきちんとして何に対して技をだすと、施術をすると患者・クライアントは改善するのか?認知、観察、判断力なのです。
ぜひ、これらを学ぶことは、癒楽心体療法の神髄を吸収するのには絶対的に必要です。
また、施術の効果をあげたり、リラクゼーションや揉み屋から脱却するには必要な作業となります。
能力を鍛える事は「触察に使う、脳力を養う事。それは、脳の連合野で行うためです。受講生からは「患者の喜ぶ顔が以前よりも増えた」「以前よりもソフトにしても効果がでるから安心だ」と好評をいただいております。
生命身体的連鎖
身体に対するテクニックのつくりが、まずは「発生学」に基づいて出来上がっています。発生学リンクを考えて施術をするもの。生命は水の流れから作り出され、動脈の流れの周りに組織がつくられていく。それが、筋膜、神経系を作り出し、内臓系を作り出し、発生の過程と成長した人間の体のつながりを理解することで施術を行う。それが、バイオフィジカルリンク(生命身体的連鎖)です。昨今、アナトミートレーンなどの筋膜の連鎖は有名になりました。しかし、それだけではなくもっと深く発生学的なつながりからの膜の連鎖は非常に興味深いものがあります。それは、お腹の腹膜の発生からみても、元々は外胚葉系のものが包み込むようにできあがり中胚葉ができあがるのです。それは、もともと外胚葉系の「皮膚」「神経」とのつながりになるのです。さらに、神経が出来上がる過程で脳が出来上がり、終脳になる過程で心臓が元々上にあったものを押し下げていき横隔膜ができていく連鎖があります。また、肝臓が出来上がる過程で、脳に血液を送り込むことをしないといけなくなりそれが横隔膜で止まることで一つの管の集まりが肝臓になったのです。つまり、筋膜連鎖も重要なのですが、発生学的な身体的なつながり(バイオフィジカルリンク)なのです。これらを理解していくとテクニックだけでなく、体全体の統合性で施術ができるようになります。発生の「伸びる動き」「曲がる動き」「張力の動き」「液体・水の形状変化」「原始線条リンク」「鰓弓(さいきゅう)リンク」心臓膜と横隔膜と腹膜と頭蓋底のリンク後頭骨リンク…足の拇指と筋膜連鎖と側頭骨ライン…足の小指屈曲+外転+外旋伸展+内転+内旋動きのリンクに合わせて施術をするものです。*バイオフィジカルリンクは、造語です。